ベトナムといえば、フルーツの豊富さで有名であるが、意外に観光客が口にする機会は少なく、ホテルの朝食やレストランでの食事のデザートとして食するだけのような気がする。せっかく果物の宝庫に来たのだから、見るだけでなく食べてみたいものだ。 写真、左のトゲがあるのが、有名な「ドリアン」である。決してベトナムのドリアンは臭くない。私はドリアンが臭いというのを未だ知らない。重たいチーズケーキのような感じで、是非、チャレンジしてほしい。食べきれないので、小さいのを選ぼう。 写真、最前列は右から、「ライチ」「ミルクフルーツ」「リュウガン」「???」 「ライチ」は、日本でもポピュラーである。「ミルクフルーツ」は、乳白色の果汁が出るのでこの名前である。甘くておいしい。「リュウガン」は、ライチに似ている。中は透明な実で、非常に甘い。金属のボールに入った「???」は豆か何か? 写真の2列目は、右から「シュガーアップル」「ランブータン」「コック」。「シュガーアップル」は甘酸っぱくて柔らかく、上品な味わい。「ランブータン」はライチやリュウガンに似ている。「コック」は、青臭くておいしくない。ビタミンCが豊富?とかで、いかにも健康には良さそうな果物である。 3列目は右から「マンゴ」「サジボラ」「コック」、青い「マンゴ」。 「サジボラ」は、日本の柿と味がよく似ている。 4列目右から「マンゴ」「ドラゴンフルーツ」「タマリンドウ」「ザック」 「ドラゴンフルーツ」は美味しくないが健康に良いという人が多いが、確かに、熟していないものは、青臭い。ところが、この実の熟したものは、非常に甘くて、私は好物である。ベトナムでも当たりはずれが大きい果物だと思う。「タマリンドウ」は料理に使われ、酸味がある豆の種類。「ザック」は、この写真のものは小さいが、ドリアンよりも大きなものが多い。独特の匂いがあって、中は黄色く、小さな片鱗が重なり合ったような実である。ホーチミン市内でも大きな実がなっているのを見かけることがある。決しておいしいとは思えない。乾燥させ、チップにしたものは、土産物屋にたくさんある。最後に中央奥に「ザボン」。日本のザボンは酸っぱいイメージがあるが、中国やベトナムのザボンは甘くて食べ応えがある。 写真には写っていないけれど、「パパイヤ」「マンゴスチン」「パッションフルーツ」「アセロラ」「グァバ」や「スイカ」「パイナップル」もおいしい。 日本ではちょっと見られないフルーツはいろいろとあるので、是非、ベンタイン市場の果物屋で挑戦されてはいかがだろうか。
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